山葡萄(やまぶどう)の採取加工

山葡萄かごバッグの作り方, 山葡萄(やまぶどう)について

やまぶどうの蔓

山葡萄の蔓(樹皮)の採取、皮剥ぎ、乾燥

 

野生天然の山葡萄(ヤマブドウ)は、日本の奥山に古くから自生しています。東北地方、福島、宮城、特に山形産が良いとされていますが、昨今乱獲されより山奥に入らないと見ることも出来なくなってきました。岩手、秋田、青森、そして関東、北陸あたりでも山葡萄(ヤマブドウ)の蔓の採取が困難になりつつあると聞きます。

国内産山葡萄(ヤマブドウ)の蔓は中国産に比べ品質が高く人気なのです。※中国産の山葡萄(ヤマブドウ)は日本の山葡萄(ヤマブドウ)とは品種が違うのでは、という話も聞きます。違いは観ればわかります。そして触るともっとよくわかります。明解に日本産山葡萄(ヤマブドウ)で作ったカゴ編みバッグのほうが品質が良く価値があることがわかります。

蔓の伐採

蔓の伐採と玉きり

山葡萄(ヤマブドウ)の材料採取は、水を大量に吸い込む時期が適しています。ちょうど梅雨の時期です。蒸し暑い中雨に濡れながらの採取になるのでとても大変です。先ずは、山葡萄の蔓を切り落として適当な長さに切ります。長ければ長いほど紐には適しますが、皮を剥ぐ作業効率や出来るだけ良質な皮を採取するために1.5~3mぐらいに玉きりします。

 

山葡萄の皮を剥ぐ

皮を剥ぐ・・そのⅠ・・

山葡萄(ヤマブドウ)のカゴ編み細工に使うのは、山葡萄(ヤマブドウ)の蔓の皮、樹皮です。皮を剥ぐまで時間をおくときれいに剥けなくなるので、できるだけ採取地で皮を剥ぐ作業を行います。そしてできるだけ幅を広く長く剥ぐことが皮を剥ぐ技術です。そうすることである一定の品質が保たれロスの少ない良質な材料が採取できることになります。

 

山葡萄の樹液

山葡萄樹液・・

山葡萄(ヤマブドウ)の切った幹からは樹液が流れ落ちてきます。昔の人はこの樹液を水代わりに飲んだりしたのだそうです。美容液としも効果があるそうですが定かではありません。樹液を飲んでみるとやや甘い味がします。

 

山葡萄の皮

鬼皮と外皮

鬼皮と外皮

画像の樹皮はとても状態の良い一級品の樹皮です。このようにきれいな樹皮は少なく、鬼皮はめくれ外皮が現れて灰褐色になっているものがほとんどです。外皮も篭編み細工の材料になる部分です。鬼皮を剥ぐと次に出てくるものが外皮ですが、外皮は内皮に至るまで2~4層になっていて、それぞれ色合いや厚さが違います。風合いの違う様々な部位の素材として活用されます。

外皮と内皮

外皮+内皮は「山葡萄樹皮」・・その1

外皮と内皮が「山葡萄樹皮」として籠編みの主たる材料として利用します。画像のように外皮だけがきれいな状態で剥がれる事は少なく、様々な外皮つき「山葡萄樹皮」が材料となるので世界に一つしかない籠バッグになるのです。

内皮(ないひまたはうちかわ)

内皮そのものだけが残ることがあります。内皮はスベスベしたきれいな色をしています。厚みも一定で安定した樹皮で、厚みが少ない為にボリューム感に欠けますが、用途によっては優良な素材として重宝されます。

 

 

山葡萄樹皮の採取体験

樹皮の採取体験

籠の編み手さん(かご編みマイスター)たちにも山葡萄の樹皮採取を体験していただこうと、採取時期に現地へ案内して採取体験をしていただいています。慣れない山は大変だと思います。虫が寄ってきて皮むき作業どころではなくなります。体験は毎年1回少人数で行っています。

 

 

 

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