杜仲茶の基礎知識と効能

健康茶の種類別効能ガイド, 杜仲茶(とちゅうちゃ)

杜仲(トチュウ)とは;

杜仲茶でおなじみの杜仲(トチュウ)は、中国原産のトチュウ科に属する植物です。杜仲の樹皮を煎じた漢方薬として親しまれてきました。

お茶として使われるのは杜仲の若葉ですが、お茶として飲まれるようになったのは日本が始まりです。養蚕業が衰退したことによって、それに代わる産業として発展したのが杜仲の栽培なのです。

今では杜仲茶は、日本だけではなく、東南アジアやアメリカなど広い地域で栽培され、健康茶として親しまれています。

杜仲茶の歴史

ヨーロッパや北米では6000年前のものとみられる化石も発見されており、かなり広い範囲で繁殖していた植物と考えられています。

中国において杜仲という仙人が、この植物を煎じて飲んだところ病気が治ったということから、「杜仲」と命名されたと言い伝えられています。中国では5大漢方薬の一つとして数えられるほどの植物となっています。

日本には奈良時代から平安時代に伝わりました。当時の書物「本草和名」にも杜仲と記載されている箇所があります。栽培方法が難しく希少価値が高かったことから、当時は貴族だけにしかお目にかかることのない植物でした。

杜仲茶に含まれる特徴的な成分「グッタペルカ」

杜仲の葉や樹皮の中には「グッタペルカ」という、ネバネバとしたゴム状の樹脂がたくさん含まれています。葉っぱをちぎると、中から乳白色した液体が糸を引いて出てきます。

グッタペルカは、ゴムの原料となるイソプレン重合体です。熱で柔らかくなりますので加工がしやすく、そのまま冷やすと硬くなりますので、歯の治療に使用される詰め物などに使用されています。

天然のゴムとして利用されるだけではなく、健康にも良い成分なので樹皮は漢方として使用されています。杜仲の樹皮の煎じ汁は、漢方で「唐杜仲」と呼ばれ、腎臓肝臓脾臓心臓の疾患に用いられてきました。現代日本でも、漢方の医薬品として認められており、「養命酒」などの原料として用いられています。利尿、血圧を下げる効果があると注目されています。

杜仲茶の効能

杜仲茶は、杜仲の若葉を加工し茶葉として活用したものです。

近年の研究で杜仲茶に使用される杜仲の若葉には発ガンのもとになる細胞突然変異を抑制する効能が動物実験で確認され注目されるようになりました。

また、基礎代謝を上げる効果があり、エネルギー消費が高くなることによって悪玉(LDL)コレステロールや内臓脂肪を減らす効果が期待できると言われています。ヒトに対する臨床研究においても、飲み続けた人の基礎代謝が高くなり、内臓脂肪が低減したことが証明されたことで一躍人気となりました。コレステロール数値の改善のためには少なくとも半年から1年、飲み続けて頂ければと思います。

尚、杜仲茶は独特の味がある健康茶で苦手な方もいるようですが、薬草系のお茶特有の苦味と甘味のあるお茶として、野草茶に慣れている人や野草茶が好きな人には何ら抵抗の無い、飲みやすい健康茶です。

おすすめの杜仲茶

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参考:医学博士 藤川隆彦「内臓脂肪を減らす杜仲茶」
http://www.eucommia.gr.jp/obesity/research03/index.html