韃靼そば茶の基礎知識と効能

健康茶の種類別効能ガイド, 韃靼そば茶(だったんそばちゃ)

韃靼(ダッタン)ソバとは;

「韃靼そば」とは、タデ科ソバ属の植物です。アジアの山岳地帯を中心に分布している植物で、農地として適さない寒冷な土地であっても育成することができますので、食用として広く栽培されてきました。独特の苦味があるため、普通の蕎麦が「甘蕎麦(あまそば)」と呼ばれていることから「苦蕎麦(にがそば)」と呼ばれることもあります。

「韃靼そば」の韃靼(だったん)とは、モンゴル遊牧民族の古い呼び方である「タタール(韃靼)人」から1840年頃に名付けられたとされています。

日本では北海道や東北地方などで栽培が盛んにされています。

韃靼そばの歴史

中国では古くから「韃靼そば」は漢方薬として親しまれてきました。中国の古い書物「本草網目」には、「苦蕎麦」として韃靼ソバが紹介されています。日本においては江戸時代の書物に、同じように「苦蕎麦」として韃靼そばが紹介されました。

「韃靼そば」は、北半球の山岳地帯などにおいて広く栽培されている植物で、かなり厳しい寒冷地でも育つほどの生命力を持っています。中国やインド、ネパールなどの高地においても、食用として栽培されてきました。

日本では麺類として親しまれていますが、ヒマラヤやネパールなどにおいては、団子にして茹でて食べたり、焼いて食べたりしています。

アジア各国で、健康食品、健康茶、漢方薬として親しまれてきたようです。

韃靼そばに含まれる特徴的な成分「ルチン」

栄養価は普通のそばとほぼ同じですが、機能性成分のルチン普通の蕎麦よりも120倍ものルチンが含まれていることが知られています。そのため普通の蕎麦よりも健康に良いということで、テレビた雑誌で度々話題になっています。

ルチンとは、機能性成分ポリフェノールの一種です。韃靼そばは普通のそばと比べると苦味が強いといわれますが、この苦味成分はルチンが分解されてできる物質であると考えられています。ビタミンCを助ける効果があるとしてビタミンPと呼ばれることもあります。

ルチンには、血管を強化させて、血流を改善させるという作用に優れているとして、高血圧の改善、動脈硬化の予防や、脳卒中の予防にも効果があるという研究報告もあります。

このルチンを含んだ医薬品も多く販売されるようになりました。厚生労働省においても、日本薬局方外生薬規格に記されている成分です。

韃靼そば茶の効能

韃靼そば茶は、蕎麦の香ばしさと甘みを感じることができ、とてもさっぱりした美味しい味の健康茶です。

特に、韃靼そば茶に豊富に含まれていて、血液サラサラ・循環器系の改善の効能・効果があるポリフェノールの一種ルチンを効率的に摂取することができます。

またそれだけではなく、マグネシウムカリウムなどのミネラルも豊富に含まれており、動脈硬化、高血圧、心臓病、高血糖などのサポートに役立つといわれます。

さらにビタミン C の吸収を助ける作用がルチンにはありますので、美容に対しても役立つことが分かっています。

そのため、健康を意識している人の中には、普通のそば茶ではなく、韃靼そば茶を指定し、その中でも特に高品質なものを求めて飲んでいる人が多くいらっしゃいます。穀物類には遺伝子組み換えなどを施した種子も多く、遺伝子組み換えが当たり前になってきているとも言われているので、気になることろです。

 

参考:農林水産省 消費者の部屋通信(平成21年9月号)
http://www.maff.go.jp/j/heya/annai/tusin/pdf/tusin_0908.pdf

厚生労働省 日本薬局方外生薬規格2012について
http://www.pref.kagawa.lg.jp/yakumukansen/yakujinotice/listH24/167_241030.pdf