ビワ茶(枇杷の葉茶)の基礎知識と効能

健康茶の種類別効能ガイド, ビワ茶(枇杷の葉茶)

ビワの葉とは;

枇杷(びわ)は、古くから日本で親しまれている植物で、果実はおいしく食され、葉は治療において用いられてきました。近年、優れた有効成分が含まれていることが明らかとなり、びわの葉を用いた「びわ療法」は一般的なものとなりました。昔からお茶として愛飲され、びわ茶(びわの葉茶)は今でも人気の健康茶の一つです。

枇杷(びわ)はバラ科のビワ属の植物で、原産国は中国。古代に日本に伝えられました。

日本では本州の南部である和歌山、四国、九州において自生しています。寒さに弱く暖かい土地だけで栽培されていますが、天候に左右されやすく収穫は安定しないともいわれます。

11月から2月頃において小さい白い花を咲かせ、6月頃には実がなります。成長すると背丈は2m~5mほどになり、中には10mを超えるものもあります。

果実が楽器の「琵琶」に似ていることから、「びわ」と呼ばれ親しまれるようになりました。

びわの葉の歴史

インドや中国においては古くから親しまれてきた植物で、優れた薬効があることから、薬草の王様とも呼ばれてきました。

日本には平安時代に遣唐使によって伝えられました。この頃の日本では、お寺の中に枇杷(びわ)の木を植えて、民間療法として様々な疾患に「ビワの葉」を用いていたようです。

江戸時代になると枇杷の葉を煎じて飲む「ビワ茶(枇杷の葉茶)」が人気となり、庶民の間で親しまれてきました。

びわの葉に含まれる特殊の成分「アミグダリン」

ビワの葉には、「アミグダリン」と呼ばれる成分が多く含まれています。アミグダリンはビタミンB17として扱われたこともありますが、今は否定されています。

ビワの葉療法の効果や効能は、このアミグダリンの持っている作用によるものだといわれます。

医療機関によっては、IPT療法といわれるがん治療にアミグダリンを活用されています。がん細胞が糖分を取り込む際に一緒にアミグダリンも取り込み、取り込まれたアミグダリンががん細胞を破壊してしまうと話題になり、現在多くの国で、がん治療薬として活用されています。

ただし、アミグダリンは青酸の一つである青酸配糖体です。びわの種に多く含まれています。農林水産省ではびわの種を食べないように呼びかけています。

ビワ茶(枇杷の葉茶)の効能

びわの葉に含まれているアミグダリンが、実際の癌(ガン)治療にも活用されています。

そのため、ビワ茶(枇杷の葉茶)は、癌(ガン)の改善回復や予防の効能があるとされ、愛飲している人が多く、年々その需要は高くなっている人気の高い健康茶です。

またアミグダリンには抗炎症作用や鎮痛作用もあるために、神経痛やリウマチでお悩みの方にも人気の健康茶です。

ビワ茶(枇杷の葉茶)と併行して、ビワの葉を利用した「枇杷の葉お灸」や、アトピーなど皮膚病の改善を期待して「枇杷の葉風呂」などに活用する人もいらっしゃいます。

様々な効果・効能があるとされる「枇杷(びわ)の葉」ですが、ビワ茶(枇杷の葉茶)として摂ることが、最も安全で、時間はかかりますが有効成分がしっかり摂取できるのでオススメです。勿論原料の枇杷(びわ)の葉は国産のもので、無農薬で出来るだけ品質の良いものを選ぶようにしてください。

 

参考:農林水産省 ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html