柿の葉茶の基礎知識と効能

健康茶の種類別効能ガイド, 柿の葉茶

柿の葉とは;

柿は、ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草です。東海地方から近畿地方にかけて、山林においても自生しています。柿の生産量は、和歌山県が全国第一位で、第ニ位は奈良県となっています。

5月から6月にかけて黄色い花を咲かせ、秋は紅葉し秋には実がなります。原産は中国で奈良時代に日本に伝わったとしている説や、もともと日本固有のものであったとする説があります。

柿は古くから日本人に親しまれてきました。柿の実だけではなく柿の葉も「柿の葉寿司」などの郷土料理として活用されてきました。

柿の葉にはたくさんの栄養成分が含まれていることが分かっており、古くから「柿の葉茶」は健康茶として親しまれています。

柿の葉の歴史

日本での柿の歴史は古く、縄文時代や弥生時代の遺跡からも柿の種が発見されています。万葉集に出てくる「柿本人麻呂」は、自宅に柿の木があったことから「柿本」と名乗っていたそうです。

柿の葉は「柿の葉寿司」で馴染みがあると思います。柿の葉は抗菌作用があり香りも良いので、おにぎりを包んだりお寿司を包んだり、伝統的な保存の知恵として活用されてきました。

特に、奈良県や和歌山県、石川県、鳥取県においては、柿の葉寿司は郷土料理として栄えてきました。そして、江戸時代から全国に広まり民衆に親しまれ、今なお柿の葉寿司の伝統は受け継がれています。

柿の葉に含まれる特殊な成分「プロビタミンC」「タンニン」

柿の葉で注目されるのは、ビタミンCの量です。

レモンやホウレン草の10倍ともいわれるビタミンCを含んでいます。野菜に含まれているビタミンCとは違い、プロビタミンCと呼ばれるもので熱に強く壊れにくい性質があります。熱いお茶にして飲んでもプロビタミンCは壊れることなく、そのまま体内に吸収されます。ちなみに、プロビタミンCとはビタミンCになる前の物質で、体内に吸収された後にビタミンCに分解されます。

柿の葉には、タンニンカテキンも多く含まれていいます。タンニンやカテキンはポリフェノールの一つです。強い渋み成分で強い抗菌作用があることから、柿の葉は柿の葉寿司などに使われるようになりました。

厚生労働省の発表でも、タンニンやカテキンには抗酸化作用があるとして紹介されています。

柿の葉茶の効能

コラーゲンの生成には、ビタミンCが必要です。コラーゲンは肌や血管、骨などを私たちの体を作るために不可欠な物質です。抗酸化作用にも優れているといわれているため、体の健康だけでなく美容に対する効果にも優れています。

カテキンやタンニンは、活性酸素を抑えることができる抗酸化作用が優れています。活性酸素とは体のサビで、老化につながる基となります。柿の葉茶には体内に発生する活性酸素を除去する作用があり、老化を防止し、美肌効果のサポートに優れている成分です。

柿の葉茶は、美容に適した健康茶で、特に女性に人気です。

 

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 抗酸化物質(こうさんかぶっしつ)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html