菊芋茶(キクイモ茶)の基礎知識と効能

菊芋茶(きくいも茶), 健康茶の種類別効能ガイド

菊芋とは;

菊芋(キクイモ)とは、北アメリカ原産の植物でキク科ヒマワリ属の多年草です。イモ(芋)というと、サツマイモやジャガイモをイメージするかもしれませんが、見た目はショウガのような形をした塊茎が地中にごろごろとたくさんできるのが特徴です。

菊芋は非常に繁殖力が強く野生化すると厄介です。在来種など他の植物の養分も吸収してしまうことから、環境省では要注意外来生物に指定しています。夏から秋にかけて2~3m位まで成長し黄色い鮮やかな花を咲かせます。11月ごろから2月ごろまで塊茎を収穫することができます。

全国各地で小規模に栽培されていましたが、菊芋には「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」という成分を豊富に含んでいることが話題となり、今では美容や健康に良い野菜の1つとして注目されています。特に、長野県あたりでは古くから食されていたことから特産品化が進められているようです。

菊芋(キクイモ)の歴史

キクイモは生命力の強い植物ですので世界の広い範囲に分布していますが、発祥は16世紀ごろの北アメリカで、当時の原住民であるインディアンが栽培していたことが分かっています。

その後、17世紀ごろにはヨーロッパに伝えられましたが、当時のヨーロッパでは飢餓に苦しんでおり、繁殖力の強いキクイモによってその飢餓を救ったと言われ、ヨーロッパ各国で菊芋は、今でも野菜としてお馴染みの食材です。

日本に伝えられたのは19世紀ごろで、歴史上の人物で親しみのある「ペリー」が来航時に伝えられたそうです。戦争時の食料危機のときには、キクイモの持っている繁殖力と栄養が貴重な食糧となったといいます。

菊芋茶(きくいも茶)に含まれる特徴的な成分「イヌリン」

菊芋には、水溶性食物繊維である「イヌリン」が豊富に含まれています。水溶性食物繊維とは、食物繊維の一種で水に溶けるという特徴を持っています。またそれでいて体内に吸収されずに排出される作用も持っています。

そのため口から摂っても吸収されずに腸にまで届き、腸内の水分を吸収してドロドロとしたゲル状に変化します。ゲル状となったイヌリンは、腸のなかをゆっくりと進みながら余分な脂肪分や糖分に吸着し排出させていきます。

そのため中性脂肪や血糖値の上昇を抑える効果があるとして、研究機関も注目している素材なのです。

菊芋茶(キクイモ茶)の効能

菊芋は薄くスライスしたものを乾燥させ、または、パウダー(粉末)にし、それを煎じて(お湯を注いで)菊芋茶(きくいも茶)として飲むのが一般的です。乾燥させスライスした菊芋はほんのり甘みがあり、そのまま食べたりみそ汁やスープの具材としても利用でき、かつ、有効成分についてもしっかりと摂れることから、健康茶・健康食品として注目されているのです。

菊芋茶(キクイモ茶)に含まれている水溶性食物繊維は、体内に吸収されることはありません。腸内にある余分な脂肪分などを吸着させながら排出されますので、ダイエット効果に優れているといわれます。同時に腸内環境の改善をサポートしますので、便秘の改善のために飲んでいる人も多くおられます。

また中性脂肪や血糖値の上昇を抑えることができるとして、数値の改善のために普段から飲んでいるという人も増えてきました。研究機関においても注目されており、これからもますます話題を集めることでしょう。

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参考:佐賀大学 機能性農産物キクイモ研究所
http://www.saga-u.ac.jp/kokusai/project_kagaku11.html