【究極の健康法】禅の偉人による心身の病を治す“奥義“

話題の健康法

究極の健康法の生みの親

太古の昔から現代に至るまで、世の中には様々な健康法がありますが、日本において“究極“ともいえる健康法を生みだし、自らの重い神経症や結核を治し、他の多くの重病人も救った人がいます。

白隠慧鶴(はくいん えかく)、臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧です。

禅の偉人・白隠の健康法

白隠の健康法は、心身の不具合を根本的に治してしまうことから、治病の”秘法””奥義”とされるものなので、健康法の域を超えているかもしれません。が、禅の基本的な考え=頭寒足熱(下腹部から下肢および足の裏まで温かくし気持良くする観想法)や、呼吸や体を観察する「軟酥(なんそ)の法」という内観法は、現代の瞑想やマインドフルネスに通ずるものがあり、誰にでも出来る(医者などの専門技術や免許不要)という意味で健康法に他なりません。

以下にその究極の健康法を簡潔に記しますので、是非お試しください。

※よくわからない、という方は、解説本が有ります(→)。文末の案内からご参照ください。

頭寒足熱による養生法

⭕就寝するときは、下肢から足を暖房などで温かくしておく。
⭕日中でも長いソックスを二枚履くなどして温かくする。
⭕丹田(下腹部)から下肢の末端にかけて、温かし、気持をよくする。
⭕心気が頭に来た状態は心火逆上(いわゆる「のぽせ」)といい、精神状態も不安で、落ち着きがなく、身体もフラフラして力がない。
⭕下腹部~足の爪先までが充実し、気力は充実し、額に手を当ててみると涼しく、足に触わってみると、温かい。
⭕もしカッカした心気を下腹部、下肢さらに足の裏まで持っていくことができるなら、胸の中は自然に清涼となり、ちょっとした感情の揺れも起こらない。心が本当に澄み渡った気持になる。
⭕これを真観清浄観(しんかんしょじょうかん)という。

内観法の基礎

姿勢(仰臥禅・放下着)

⭕布団の中、べットの中、畳の上、庭の芝生の上などで、仰向けの姿勢になり、地球の重力を身体に委ねる。宇宙に一切を委ねる。

呼吸(丹田呼吸法)

⭕まず「フーッ」と身体中の息をすべてすっかり吐き出す。
⭕次に大気を鼻の孔からゆっくりと吸う。
⭕このときに「ひとつ」、「ふたつ」、「みっつ」、「……」と心の中で数える。「ひとつ」を唱えるには「ひとーつ」と語尾を伸ばして唱え、静かにゆっくりと、鼻の孔から深々と大気を吸い込み、それを下腹部に満たす気持で「吸気」を行う。
⭕すると大気は肺に満ちて、横隔膜は下がり、下腹部は大きく広がる。かくして臍下丹田〔臍から下の下腹部〕の充実感が大いに感じられる。
⭕「吸気」の所要時間は、初心者では5秒位である。
⭕十分に大気を吸入したら、1~2秒、息を止めて次の「呼気」の動作の準備期間とする。
⭕「呼気」も「吸気」と同じように数え、「ひとーつ」と伸ばす。
⭕このとき、横隔膜は上がり、下腹部は凹む。
⭕「……つ」と心の中で唱えながら、静かに、ゆっくりと鼻の孔から大気を吐き出す。
⭕そして「吸気」と同様に5秒位かけて吐き出す。
⭕「呼気」は「吸気」よりも所要時間が短くなりがちなので、「吸気」のときよりも時間をかけ、ゆっくりと行う必要がある。
⭕初心者は1呼吸に10秒以上かけることは難しいが、修練により15秒程度をめざす。

内観法

⭕内観の言葉とともに観想〔心で見、深く思う〕を行う。
※内観の言葉「自分の臍のまわりから、下半身はそのまま自分の心であり、それは浄土(禅では心そのものをさしている)である。」「自分の臍のまわりから、下半身は自分の身体の中にある阿弥陀仏である。」
⭕心中のモヤモヤしている雑念をすべて吐き出し、心をからっぼにする。
⭕次第に身体全体の気が下腹部、腰、下肢、足の裏(「下半身」と呼称する)まで満ち渡り、手足から身体全体へと温かくなってくる。
⭕30分が標準といわれているが、時間があったら3分でも5分でもよい。

軟酥(なんそ)の法

⭕卵ぐらいの大きさの軟酥の丸薬(軟酥丸)を頭上に乗せたとイメージする。※酥とはバターのこと。
⭕丸薬が頭上から足の裏まで流れ込んでくると想像する。(軟酥丸は、清い色をして、よい香りがする実に素晴らしい丸薬である。)
⭕これが頭全体を潤し、ヒタヒタと水が浸透するように下りてきて、両肩、両上肢、乳房、胸、肺臓、肝臓、腸、胃、背骨、尾骨まで潤すと観想する。
⭕すべての内臓の疾患や腹部の疼痛が水が流れるように消失し、さらには両下肢を温かく潤し、足の裏まで到達するとその流れは止まると観想する。
⭕名医が香りがよく、病気にもよく効くいろいろの種類の薬剤をお湯で煎じて桶に一杯入れ、自分の両下肢をその中に漬けていると観想する。
⭕禅師いわく「この方法を何回も根気よく行えば、どんな病気でも治せないものはない。そして立派な徳を積むことができる。さらにどんな修行でも成功しないものはない。また、どんな事業をやっても必ず成功する。その効果が早く現われるか、遅く現われるかは、これを行う人の熱心さいかんによるから、一生懸命に精進せよ」

究極の健康法を記した現代人の必読書

白隠禅師の教えを現代人にもわかるように解説した本が様々発行されています。以下よりご参照ください。