緑茶と健康茶、何がどう違うの?

からだにいいお茶, 研究コラム

緑茶と健康茶の違い

健康茶とは健康によい効果があるとされるお茶のことですが、一般的に緑茶(チャノキ)以外の植物の葉、芽、花、樹皮、根などを飲料用に加工したものを健康茶=薬草茶と言います。それらは緑茶と区別するために、茶外茶などとも呼ばれています。その原料として使用されているものは植物に留まらず、サルノコシカケ茶や椎茸茶のような菌糸類等を加工したものもあり、原材料の個性を味わうことのできる飲み物です。また、複数の原料をブレンドしたものや、チャノキの葉が含まれているものも、茶外茶として扱われることがあります。お茶としての歴史は緑茶よりも茶外茶=健康茶のほうが遥かに長く世界中で飲まれているものも少なくないのですが、茶外茶というように緑茶より下のような言い方をするのは日本と中国だけです。欧米ではハーブティー、ヘルシーティー、または茶葉毎にちゃんとした名称で呼ばれています。※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

緑茶と健康茶の歴史

緑茶は高価だった故に庶民は仕方なく野草茶のような茶外茶=健康茶を飲んでいたような言い方をする文献が多々ありますが、歴史書は高貴な方が書かれ残されてきた文献が殆どです。実際は、味を好んで、またはその効能を期待して野草茶を飲んでいたようです。

また、薬としても野草茶が使われていたことでもわかるように、当時から緑茶は嗜好品として、野草茶などいわゆる茶外茶は健康に良いお茶=薬草茶として、それぞれに役割を異にして伝承され今に至っています。

日本において緑茶が一躍メジャーになったのは、ご存知、千利休らによる「茶の湯」が、豪商や武士たちに浸透し、その後江戸幕府の儀礼に正式に取り入れられてからです。当時は抹茶でしたが、現代に緑茶の一般的な飲み方(煎茶)の製法を編み出されたのもこの時代で、それ以降、緑茶の生産が全国に広がり一大産業と発展していきました。

明治時代には、生糸とならぶ重要な輸出品とされるほど緑茶は花形となりましたが、インドやセイロン紅茶の台頭で、輸出は次第に停滞。代わりにお茶は国内向け嗜好飲料に変わっていきました。

緑茶が日本人の生活に根付いたのは、大正末期から昭和初期と言われています。一方、野草茶(薬草茶)などの健康茶=茶外茶は、全国各地で独特の文化を育みながら連綿と民間伝承されて今に至っています。

緑茶と健康茶、どちらが健康に良いお茶なのか?

近年では緑茶は健康に良いとされ、日本ではペットボトル飲料をはじめ様々な仕様で緑茶が飲まれています。そんな国民的飲料となった緑茶は、ペットボトルの緑茶が登場して以降、お茶バブルと言われるほど大量生産され、その結果、土壌が荒れたりお茶自体の品質低下も問題になっています(※興味のある方はコチラのコラム「日本の畑の悲劇」もご一読ください)。

品質重視でちゃんと作ってきた小規模農家が立ち行かなくなり、大量生産に応えられる大規模農家が生き残るというのが現実です。

現在、正しく栽培管理されたチャノキで正しく加工された緑茶は、とても希少で高価で味も格別です。

緑茶にはカフェインも多く含まれていることから一種の覚醒作用もあり、飲み方次第ではとても有用な飲み物となります。緑茶は研究も進んでいて、健康に対する効能効果も多数確認されていることから、今、緑茶は世界で大ブームです。

健康に良くて見た目(きれいな緑色)も良い緑茶は、抹茶アイスや抹茶ラテ等という決して健康には良くないものも健康的であるかのように思わせます。やはり嗜好品的要素が強い飲み物です。

一方、野草茶(薬草茶)=健康茶の殆どは、カフェインを含んでいないものが殆どで、緑茶よりも健康的であるとも言えますが、見た目(汚い緑色か茶色)が悪いこともあり、嗜好品とはなり難い飲み物です。

カフェイン摂取はカラダに良くないとも言われるし、適量なら健康に良いとも言われますから、一概にどちらが健康に良い悪いとは言えません。が、歴史が物語るように、嗜好品として主に権力者や企業によって進化してきたのが緑茶で、健康に良いとされ民間伝承されてきたのが野草茶(薬草茶)=健康茶=茶外茶であることから、健康を志向する人は緑茶よりも健康茶をオススメします

尚、緑茶も健康茶ととらえているので今色々勉強しています。おすすめ出来る緑茶に出会ったらご紹介したく思っています。