収穫した無農薬のよもぎ

いつまでも、健やかに、美しく。

年齢を重ねても、自分らしく輝き続けたい。
そんな想いを抱く女性は多いのではないでしょうか?

仕事、家事、育児…と、毎日を忙しく過ごす中で、つい自分のことは後回しになってしまいがち。
でも、健やかな心と体は、輝く毎日を送るための大切な土台です。

最近、なんだか疲れやすい、
立ちくらみがする、
顔色が優れない…。

もしかしたら、それは貧血のサインかもしれません。
厚生労働省の調査によると、20~40代女性の約65%が貧血、もしくはかくれ貧血と言われています。(出典:厚生労働省 働く女性の心とからだの応援サイト 貧血・かくれ貧血

今回は、そんな女性にぜひ知っていただきたい「野草茶」の魅力についてお伝えします。

布袋農園 運営責任者 稲葉 浩太

執筆者:
布袋農園 運営責任者 稲葉 浩太
野草茶・ハーブティー・薬膳茶を研究し、美味しく健康効果の高いお茶を求め日本各地を訪ねている専門家。
腸内細菌の遺伝子検査によるアドザイザーも行っており、「健康は腸から、腸は食物繊維から、食物繊維はお茶から」が口癖。

パーソナル薬膳茶マイスター、パーソナルヘルス協会認定パーソナル腸活コーチ、経営学修士

野草茶の魅力

私たちのカラダにやさしい、野草の力
野草とは、自然の中に自生している植物のこと。
春には、七草粥を食べる習慣がありますよね。
セリやナズナなど、春の七草も野草の一種です。
七草はお正月の食べ過ぎ、飲み過ぎで負担が多くかかった体を労るための昔からの工夫ですね。

古くから、日本人は野草を生活の中に取り入れてきました。
厳しい自然環境の中で育つ野草は、私たちのカラダに必要な栄養素を豊富に含んでいると言われています。
そして、その野草を煎じて飲む「野草茶」は、自然の恵みを手軽に享受できる方法の一つです。

貧血気味かも…と感じたら、試してみたい野草茶

野草茶には、様々な種類がありますが、
中でも貧血にお悩みの方におすすめしたいのが、次の3つの野草茶です。

よもぎ茶 薬草の女王

よもぎは、独特の香りを持つ、キク科の多年草。
ヨーロッパでは薬草の女王と言われ、女性特有の血液に関する疾患に良いとされ古くから大事にされてきた薬草です。
春になると、道端や野原でよく見かけますね。
昔から、お灸のもぐさや入浴剤として使われてきた、日本人にとって馴染み深い野草です。

よもぎ茶には、鉄分が含まれているのはもちろんのこと、
鉄分の吸収を助けるビタミンCや、赤血球を作るのに必要な葉酸も含まれています。
そのため、貧血の予防・改善に役立つと考えられています。

また、よもぎには、女性ホルモンのバランスを整える作用も期待されているため、
月経不順やPMS(月経前症候群)の症状緩和にも良いかもしれません。
まさに薬草の女王ですね。

布袋農園ではよもぎ茶の焙煎や加工のちがいで「まろやか焙煎(濃い味わい)」と「すっきり焙煎(あっさりして飲みやすい)」の2パターン製造しています。下のリンクではすっきり焙煎をご案内していますが、お好みに合わせて選んでください。

\布袋農園でも取扱中です/

スギナ茶

スギナは、あの「つくし」が成長した姿です。
つくしは春の味覚として親しまれていますが、スギナもまた、古くから健康に良い野草として知られてきました。よもぎが薬草の女王ならば、スギナは薬草の王様とも言われるほどミネラルたっぷりです。

農家さんにとっては雑草の中でも特に根絶が難しくやっかいな植物とされていますが、それだけ生きるチカラがたっぷりなスギナは栄養豊富、せっかくの自然の恵みを有効活用したいですね。

スギナには、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。
これらのミネラルは、血液を作る上で欠かせない栄養素です。
また、スギナ茶には、利尿作用もあるため、むくみが気になる方にもおすすめです。

ドクダミ茶

ドクダミは、独特の臭気を持つ野草ですが、古くから薬草として用いられてきました。
別名を十薬とも言い、十の病に効く薬草や、十の薬を飲むより効くなどと言われ世界中で重宝されています。
中国はもとより、古くから野草に親しんでいるベトナムでは今ドクダミブームが起きており、米農家からドクダミ農家に転身する農家さんも多くいるとか。


ドクダミ茶には、血液を浄化し、造血作用を助ける効果も期待できると言われています。
さらに、抗菌作用や抗炎症作用もあるため、肌荒れやニキビの改善にも良いと言われています。

貧血にとくにイチオシなのはこれ!

貧血におすすめの野草茶をお知らせしましたが、そんななか特にイチオシなのが「黒糖よもぎ粉末」
紹介したよもぎをそのまま100メッシュ以下という超微粉末加工をし、さらに貧血によく効く黒糖の微粉末と混ぜ甘く飲みやすい粉末茶を作りました。

黒糖は漢方食材の一つで、五味は甘、五性は温(白砂糖は寒です!)、体質タイプは血虚・瘀血とされており、不足した血を補い異常出血にも有効とされています。
温なので冷え性はもちろん、夏場の内蔵冷え性にもぴったり。ミネラルも豊富なためまさに貧血に悩む女性に向けた粉末茶です。

気軽に試せる、野草茶の魅力

野草茶の魅力は、その手軽さにもあります。
ティーバッグタイプや茶葉タイプなど、様々な商品が販売されているので、
スーパーやドラッグストア、オンラインショップなどで手軽に購入することができます。
選び方は、まずは安全・安心かどうか。ハーブティー専門店の中には、香料をガンガンつかうお店もありますし、産地がわからない商品も多くありますのでよく読むことが重要です。

また、野草を自分で採取して、野草茶を作ることもできます。
自然と触れ合いながら、自分の手で野草茶を作ってみるのも良いですね。

野草茶をもっと楽しむために

野草茶を飲む際には、以下の点に注意しておきましょう。

野草茶は、あくまでも健康をサポートするものであり、 貧血を完全に治療できるわけではありません。 貧血の症状が重い場合や、改善が見られない場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
野草茶の中には、体質に合わないものもあるかもしれません。 初めて飲む場合は、少量から試してみることをおすすめします。
妊娠中や授乳中の方、アレルギー体質の方、持病のある方は、事前に医師に相談することをおすすめします。
特に、スギナ茶はカリウムを多く含むため、腎臓疾患のある方は注意が必要です。
健やかな毎日を、野草茶とともに
野草茶は、自然の力を借りて、健やかさを保つための知恵。
毎日の生活に野草茶を取り入れて、心もカラダも満たされる毎日を送る。

そんな生活も素敵だなと思うのです。

布袋農園 稲葉浩太